筑波山と筑波石

―筑波山と筑波石ー  二つの連なる峰が象徴的な筑波山。筑波山を成り立たせているものは、7500万年前という大昔にマグマが固まってつくられた斑レイ岩といわれる黒く固い岩です。そこから自然の力によってはがれ崩れてきた石が「筑波石」と呼ばれており、全国でも著名な庭石です。鉱物の風化抵抗の違いによって筑波石の表面はザラザラで凹凸ができており、これが著しいものをガマガエルの背中のごつごつとした肌に例えて、「ガマ肌」と呼ばれております。 筑波山には「弁慶七戻り」や「大仏石」、「ガマ石」など奇岩が多くあります。自然がつくる造形美に思いを寄せ、数多くの石の中から厳選し、筑波石の荒々しくもどこか柔らかみのある表情を活かす庭づくりをいたします。

2019年02月08日