庭木の手入れ(ヤマモミジ)/茨城県つくば市

ヤマモミジの良さは、枝先の柔らかい線です。枝先を切りつめてしまえば、本来のヤマモミジの柔らかい線は消えてしまいます。以前は、落葉樹、常緑樹に限らず庭木の手入れは、幹から枝先がどれだけつまっているか(短くなっているか)がよいとされてきました。太い枝を途中で切り、弱い枝でつくりすぎてしまう結果、切り口から徒長枝(一直線に強く伸びる枝)が多く発生し、その徒長枝を毎年同じところで切るため、枝がこぶ状になり、かたい感じの姿になってしまいます。夏のヤマモミジの良さは、日陰になる他に枝先がそよ風で揺れて涼しさを感じさせてくれることです。枝先を活かした手入れが必要であると思います。

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もう一手入るように厚く仕上げるのがモミジの夏の手入れ/茨城県つくば市

2018年06月30日